多摩地域 伝統文化・芸能紹介

青梅市

Ome City

青梅市 01/03

お囃子

江戸時代後期から神田囃子、目黒囃子の流れをくむ囃子連が市内各地にあります。5月2日、3日に行われる青梅大祭をはじめ各地で春、秋を中心に祭礼が行われ、山車に乗り威勢のいい囃子のリズムで町内を曳行します。青梅の囃子は、ケンカ囃子と言われるほど激しい囃子が魅力で見るものを惹きつけます。山車と山車がすれ違う際の競り合いは特に激しく、お互いの威勢のよさをぶつけ合います。
市内に囃子連は30団体ほどあります。その中でも、青梅大祭に参加している21団体で構成される青梅囃粋會(おうめそうすいかい)は、囃子連相互の友好と技術の研鑽を目的として活動しており、市内の囃子の発展に寄与しています。
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青梅市 02/03

獅子舞

獅子をかたどった獅子頭をかぶって舞われる獅子舞は、寺社の神事として、あるいは地域の伝統芸能として日本各地で行われています。青梅市内にも古くから伝わる貴重な獅子舞が存在し、各地域の伝統行事として現在まで伝えられています。東京都無形民俗文化財に指定されている「沢井八雲神社獅子舞」や青梅市指定無形民俗文化財に指定されている「上成木高水山獅子舞(かみなりきたかみずさんししまい)」「成木熊野神社獅子舞(なりきくまのじんじゃししまい)」「野上春日神社獅子舞(のがみかすがじんじゃししまい)」「友田御嶽神社獅子舞(ともだみたけじんじゃししまい)」「鹿島玉川神社獅子舞(かしまたまがわじんじゃししまい)」「梅郷獅子舞(ばいごうししまい)」「平溝天之社獅子舞(ひらみぞあまのしゃししまい)」が主な獅子舞として、今もなお歴史と伝統を守り受け継がれています。
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青梅市 03/03

だいだいかぐ

御岳山にある武蔵御嶽神社に伝承される太々神楽は、江戸時代、寛延2年(1749)と安永9年(1780)の2回にわたって江戸より伝承されたと伝えられています。
昭和32年(1957)4月には東京都無形民俗文化財に指定されました。その伝承は社家31戸の神職の世襲によって二百数十年間受け継がれています。
お面をつけていない神楽(素面神楽)とお面をつける神楽(面神楽)の2種類が伝承されており、いずれも神前に向かって舞われます。神様にご覧いただくもの、すなわち儀式の一部であって、単に神楽を見せるためだけに舞われることはありません。
素面神楽は、12座からなっていたと伝えられますが、現在は3座が残っています。神前に着座してから始まることと、採物が舞の道具ではなく神様の霊力の象徴として扱われることが特徴です。面神楽は、現在13座が伝承されています。主に日本の神話「古事記」を題材とした筋のある劇的な神楽になっています。
春には講習会で楽と舞を学び、年間を通して正式演奏の後には先輩たちによる指導が行われます。このように舞継がれるうちに、現在の武蔵御嶽神社太々神楽の独特の形が作り上げられてきたのです。
  • 太々神楽
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