多摩地域 伝統文化・芸能紹介

日野市

Hino City

日野市 01/01

日野市の祭ばやし

日野の祭ばやしは、市の無形民俗文化財に指定され、現在7団体が保存団体となっています。
日野市内東光寺地区では、祭ばやしは幕末の嘉永2年(1849)に伝承したと言われています。現在に伝わる祭ばやしは明治5年(1872)頃に目黒から弥一という師匠を招いたことに始まり、この目黒流の囃子が日野市域を中心に周辺地域に広まったと考えられています。
日野市域の祭囃子の楽器編成は江戸祭囃子系で、大太鼓1、小太鼓2、笛1、鉦1からなります。演奏される曲目はハヤ、インバ、カマクラ、ミヤカマクラ、シチョウメ等です。 日野市内の団体の中には、自地域の祭礼や行事のみで演奏する団体もありますが、他地域の演奏に積極的に参加したり、次世代の育成に力を入れて演奏活動に取り組んだりしている団体もあります。方向性の違いはあれ、祭ばやしの保存団体は、郷土愛の高揚や地域における世代を超えた絆の形成などに重要な役割を果たしています。
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