多摩地域 伝統文化・芸能紹介

小金井市

Koganei City

小金井市 01/04

糸あやつり

糸あやつりは、昭和31年に東京都の無形文化財に指定、平成8年に国の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選定されました。本指定文化財の保持団体である結城座は、寛永12年(1635)、初代結城孫三郎が江戸葺屋町(中央区日本橋人形町)に創設した歴史あるあやつり人形座です。糸は多いもので50本、通常は20本程度の糸を用います。人形は四角い手板(ていた)と多くの糸でつながり細やかな人形の動きが可能となります。明治時代に9代孫三郎が糸あやつりの各流派を統合、義太夫や歌舞伎の技法を取り入れ、結城座の隆盛に成功しています。平成6年に本拠地を小金井市に移し、日本国内はもとよりヨーロッパ、東南アジアなどの海外公演も成功を収め、国外でも高い評価を得ています。昨今では、多方面・他分野との連携も深めています。
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小金井市 02/04

小金井囃子

小金井囃子は、昭和16年頃、田無の西村源六から速間船橋流(はやまふなばしりゅう)を習得し、中山谷囃子(なかざんやばやし)と呼ばれました。戦後の一時期中断しましたが、昭和49年に速間船橋流の伝統を受け継ぐ「むさしの囃子」の指導によって新たに「小金井囃子」として再発足しました。平成14年には、神楽囃子として小金井市の指定無形民俗文化財に指定されています。笛1・大太鼓1・小太鼓2(真・しらべ)・鉦(かね)1等で構成され、演目には屋台・鎌倉・国固め等があり、天狐(てんこ)・獅子・天太(てんた)・大黒等の神楽舞が演じられます。
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小金井市 03/04

ぬくばや

貫井囃子は、天保年間(1830〜1844)、貫井村の鈴木三郎衛門等が、千歳船橋(世田谷区)の祭り囃子(目黒流)を習い伝えたものといわれています。戦後、活動が中断しましたが、昭和45年に地域の青年達が復活、貫井囃子保存会を結成して、現在に至っています。昭和53年に小金井市の指定無形民俗文化財に指定されました。これまでに数多くの祭り囃子コンクールに入賞するなど、活発な活動を続けています。
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小金井市 04/04

関野町餅つき

関野町餅つきは、平成14年に小金井市の指定無形民俗文化財に指定された伝統芸能です。関野新田(小金井市関野町一帯)に伝わる郷土芸能で、「餅つき歌」に合わせて、本杵3・4人、大杵1人、こねどり1人が一組になって調子よく餅をつく行事です。正月や節句等のお祝い事によく行われました。若者にとっては娯楽でもあり、地域の結束を示す機会でもありました。戦時一時廃れましたが、昭和35年に地元の有志により保存会が結成され、活動を続けています。
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