東京の最西端、檜原村数馬の九頭龍(くずりゅう)神社例大祭で、五穀豊穣、家内安全の祈願と感謝を捧げて、毎年9月の第2日曜日に、太神楽とともに社前で上演する三匹獅子の奉納舞です。獅子舞伝授書によると、寛政9年(1797年)に檜原村藤倉地区の木原氏より伝えられたといわれています。
例大祭では、太神楽や花神楽も上演されます。多くの演目を一日で上演するため、数馬の獅子舞は他地域よりもテンポが速いといわれており、それが特徴にもなっています。
また、九頭龍神社は天文14年(1545年)に創建された歴史ある神社で、龍神様をお祀りしており、全国から仕事の成功や縁結びの祈願などの参拝者が訪れます。また、九頭龍の滝はパワースポットとして知られ、スポーツ選手や芸能人も訪れます。
昭和60年3月18日に、東京都無形民俗文化財に指定されました。