多摩地域 伝統文化・芸能紹介

檜原村

Hinohara Village

檜原村 01/02

数馬の獅子舞

東京の最西端、檜原村数馬の九頭龍(くずりゅう)神社例大祭で、五穀豊穣、家内安全の祈願と感謝を捧げて、毎年9月の第2日曜日に、太神楽とともに社前で上演する三匹獅子の奉納舞です。獅子舞伝授書によると、寛政9年(1797年)に檜原村藤倉地区の木原氏より伝えられたといわれています。
例大祭では、太神楽や花神楽も上演されます。多くの演目を一日で上演するため、数馬の獅子舞は他地域よりもテンポが速いといわれており、それが特徴にもなっています。
また、九頭龍神社は天文14年(1545年)に創建された歴史ある神社で、龍神様をお祀りしており、全国から仕事の成功や縁結びの祈願などの参拝者が訪れます。また、九頭龍の滝はパワースポットとして知られ、スポーツ選手や芸能人も訪れます。
昭和60年3月18日に、東京都無形民俗文化財に指定されました。
  • 数馬の獅子舞
  • 数馬の獅子舞
  • 数馬の獅子舞
檜原村 02/02

数馬の太神楽

東京の最西端、檜原村数馬の九頭龍神社例大祭で、五穀豊穣と繁栄を祈願して、毎年9月の第2日曜日に、獅子舞とともに社前で上演されます。
太神楽は、胴幕の中に2人が入る「二人立ち」と、1人だけで舞う「一人立ち」があります。囃子方との掛け合いやこっけい味を帯びた部分もあり、神楽が客席へ入り観客と交流する演出もあるなど、独特の味わいに人気があります。この舞は、明治26年頃、神奈川県藤沢から伝授された藤沢流として伊勢神楽の系統に属するといわれています。
また、神楽殿で上演される「鳥刺し」や「馬鹿面囃子」等の花神楽の演目は、神事的な格調のある太神楽・獅子舞に対して、こっけい味を持つ異質の演出であり、和やかな雰囲気で祭りの場を温めています。
昭和54年3月31日に東京都無形民俗文化財に指定されました。
  • 数馬の太神楽
  • 数馬の太神楽
  • 数馬の太神楽
一覧に戻る