多摩地域 伝統文化・芸能紹介

府中市

Fuchu City

府中市 01/02

府中囃子

府中囃子は、長い伝統と歴史のある、ふるさと府中の郷土芸能です。
大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)を中心に西が目黒流、東が船橋流の二流派があり、目黒流のにぎやかさに対し、船橋流は優雅さとそれぞれに特徴があります。
もともと囃子は、大國魂神社の祭礼のときに奉納されたもので、その後、関係者の地道な努力と活動が実り、今日のような立派な府中囃子に発展しました。
現在、府中の囃子の伝承・普及活動は昭和41年10月に結成された府中囃子保存会・25支部・約1,550名の会員の皆さんの手で精力的に続けられています。
日頃の活動は祭礼だけでなく、各種イベントへの出演から小中学校の授業まで多岐に渡ります。
お囃子を通じ、お年寄りから子供まで世代間の交流を深めるとともに、子供たちの健全な育成と郷土を愛する心を育てています。
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府中市 02/02

さしこくたい

武蔵国の中心として栄えてきた府中は昔から太鼓と深いかかわりを持ち、その伝統を受け継いできました。武蔵国府太鼓は、このような歴史と伝統に培われた「ふるさと府中」に新しい郷土芸能をつくりたいとの願いから昭和57年に創作されました。
大太鼓4尺と3尺、2尺を使用して太鼓の町、府中市の自然、歴史、風土を盛り込み、最初の5曲を完成させ、曲全体の序奏となる動的な「乱れ打ち」、武蔵野の野辺を疾走する駒の躍動を描いた「府中勇み駒」、清らかな多摩川の流れを静的に表現した「多摩川流れ打ち」、勇壮な音色で天下分け目の分倍河原合戦絵巻を描いた「分倍河原合戦太鼓」、そして、伝統あるくらやみ祭りの活気あふれる市民の情熱をクライマックスに「くらやみ太鼓」終曲を迎える起承転結の構成となっています。そして、さらに平成20年「國府のうたげ」「武蔵国府祝い太鼓」「府中拍子」「仕舞い拍子」を新たに創作し、全9曲となりました。
現在、武蔵国府太鼓連盟は響会(ひびきかい)、翔駒会(しょうまかい)、國府睦會(こくふむつみかい)から構成されており、100名近くの老若男女が活動し、多くのイベントで演奏を披露し伝承普及に努めています。
  • 武蔵国府太鼓
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