府中囃子は、長い伝統と歴史のある、ふるさと府中の郷土芸能です。
大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)を中心に西が目黒流、東が船橋流の二流派があり、目黒流のにぎやかさに対し、船橋流は優雅さとそれぞれに特徴があります。
もともと囃子は、大國魂神社の祭礼のときに奉納されたもので、その後、関係者の地道な努力と活動が実り、今日のような立派な府中囃子に発展しました。
現在、府中の囃子の伝承・普及活動は昭和41年10月に結成された府中囃子保存会・25支部・約1,550名の会員の皆さんの手で精力的に続けられています。
日頃の活動は祭礼だけでなく、各種イベントへの出演から小中学校の授業まで多岐に渡ります。
お囃子を通じ、お年寄りから子供まで世代間の交流を深めるとともに、子供たちの健全な育成と郷土を愛する心を育てています。