多摩地域 伝統文化・芸能紹介

八王子市

Hachioji City

八王子市 01/05

八王子芸妓衆

織物のまちとして繁栄した八王子には、花街が置かれ、全国から商人が織物を買い付けに訪れ、桑都の商人たちは料亭で客人をもてなしました。
芸妓衆は、桑都の歴史を唄や踊りを通じて連綿と伝えています。八王子まつりをはじめ市内の様々な行事でも芸妓衆の舞踊を見ることができます。
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八王子市 02/05

八王子車人形および説経浄瑠璃

八王子車人形は、江戸時代末に考案され、一人の人形遣いがロクロ車に腰かけて一体の人形を繰り演じるのが特徴です。養蚕や織物で発展した八王子の農村部の娯楽として人気を博し、機業家などが熱心に後援しました。
中世から伝わる語り芸能の説経浄瑠璃は、江戸時代中期に三味線芸能として完成され、八王子では人形芝居などと一緒に興行されるようになりました。
八王子車人形および説経浄瑠璃
八王子市 03/05

祭囃子

祭囃子は、八王子まつりや市内の神社等で行われる祭礼には欠くことのできない音色です。平成6年(1994年)に「八王子祭囃子連合会」が発足し、現在では八王子市と周辺の20を超える祭囃子の団体が所属しています。同会は相互のお囃子研鑽と、子供たちにお囃子を通して故郷を愛する心を育んでもらい、健全な育成を願い活動し、八王子の祭囃子を継承しています。
祭囃子
八王子市 04/05

八王子の獅子舞

八王子市内には、北条氏照から獅子頭を拝領して始まったと伝えられる「狭間の獅子舞」をはじめ、「石川町竜頭(りゅうず)の舞」「氷川神社の獅子舞」「田守神社の獅子舞」「今熊神社の獅子舞」「山入(やまいり)の簓(ささら)獅子舞」「小津の獅子舞」「梅坪の簓(ささら)獅子舞」「四谷の竜頭(りゅうず)舞」の9つの獅子舞があります。五穀豊穣や悪霊退散を祈願し、各地域の寺社の祭礼で舞が奉納されます。
八王子の獅子舞
八王子市 05/05

八王子まつり

多賀神社の「上の祭り」と八幡八雲神社の「下の祭り」の宮神輿渡御と氏子町内による山車巡行は、江戸時代から継承されています。両神社による神事と町人文化、鳶職による木遣、江戸を流派とする祭囃子や芸妓文化が融合した今日の祭りの形態は、桑都と称され絹産業で繁栄したまちの歴史を物語っています。
現在では、両祭りを統合し「八王子まつり」として桑都の伝統文化を代表するものとなっており、往時のまつりの熱気を体感することができます。
名物は、関東屈指とも言われる山車の装飾です。豪華な彫刻を施した19台の山車がお囃子の音とともに甲州街道を練り歩きます。また、重さ4トンを誇る「千貫みこし」を延べ1,600人が担ぐ様子も大迫力です。
八王子まつり
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