多摩地域 伝統文化・芸能紹介

国分寺市

Kokubunji City

国分寺市 01/01

たんきん

鍛金は、金工の三つの技法(鋳金(ちゅうきん)、鍛金(たんきん)、彫金(ちょうきん))のひとつで、金属の塊を打ち延べて薄い板状にする鍛造、その板を表裏から木槌や鉄鎚で打って器などの形を作る鎚金、金属板を折り曲げたり、鑞付けして立体を作る板金の総称です。
大角幸枝(おおすみゆきえ)さん(重要無形文化財保持者)の作品は、鍛金技法で成形した器の素地に、目切り鏨で切れ目を入れて布目状の肌を作り、そこに金銀の箔を叩き込んで面一に仕上げる布目象嵌技法を用いることにより、波、流水、雲、風など、自然の情感を表現しています。花器を始め、茶道具、書道具など伝統文化の中で使用される器物や、生活空間を演出する造形は、国内外で高い評価を得ています。
  • 鍛金
  • 鍛金
  • 鍛金
一覧に戻る