瑞穂町には現在5つの囃子連(保存会)が存在し、流派は重松(じゅうま)囃子とあだち流のふたつに分かれています。その中で私たち石畑囃子連は瑞穂町石畑地区に伝わる石畑(いしはた)重松囃子の保存と継承を目的として活動しています。
重松囃子は江戸時代末期に埼玉県所沢市に生まれた行商人の古谷重松(ふるや じゅうまつ)さんが編み出した祭囃子の流派で、行商のかたわら囃子を伝授し広まっていきました。瑞穂町石畑地区では遅くとも明治の初年頃には若者たちが古谷重松さんから指導を受けたと伝えられており、以来途切れる事なく受け継がれ、昭和48年3月には瑞穂町から町指定無形民俗文化財として指定を受けています。
現在は主に瑞穂町の三地区合同夏祭りや瑞穂町産業祭などを披露の場として活動しており、石畑地区に長く受け継がれてきた重松流囃子を次の世代に残す為の後継者育成を目標として活動しています。